行政書士の将来性:コラム第13回。経営者たる「自分」の力量が試される。

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コラム第13回:行政書士の将来性。経営者たる「自分」の力量が試される。

日本という国の行政特徴上、行政手続き自体が無くなることはないと思います。

ですが、依然、規制緩和の流れは続いています。

ブロック経済でもない限り、資格業と言えど、今後は海外との競争も視野に入れないといけないでしょうね。

規制緩和で外資が入ってくれば、海外企業との競争も覚悟しなければなりません。

同業、他士業との競争だけでも厳しい状況なのに、外資となれば更に熾烈な競争が待ってます。

今後、TPPなどの影響も少なからず出てくるでしょう。

他士業との業務の取り合いも激化の様相を呈しています。

こう考えると相当厳しい状況が待っていますね。

行政書士は今後どうするべきか?

行政書士といえど、経営者ですから今後どう舵取りをするのか自分の頭で考えるべきです。

で、僕個人的に考えてるのは次です。

  • 集客力を付ける
  • 専門性を高める
  • 組織力を高める
  • 経営者マインドを持つ

集客力はもう絶対に必要でしょう。

これから更に競争が激化するのは自明ですから、集客力がなければ、行政書士としてやっていくことはまず難しいと言えます。

「専門性を高める」についてですが、ネットにはありとあらゆる情報が溢れんばかりです。

でも、専門性の高い情報はまだネットには出てないことが多いです。

所謂、情報の非対称性が高い分野ですね。

専門性を高め、マーケティングを適切に行うことで、まだまだネットでも集客は可能です。

次に、組織力。別に、補助者を多数雇用してとか、無理やりにでも行政書士法人を作る、といったことを言っているわけではなく、アウトソージングでもいいので、ワンストップサービスを提供できる体制を整えることです。

行政書士は相談者の窓口になりやすい資格と言えます。他士業に比べて、一般の方には「相談しやすい法律家」というイメージがあります。

これはメリットですよね。活かさない手はありません。(行政書士の資格を取り、開業するだけで相談がくるわけではありません。親しみやすいから相談が来やすいというのも、集客ができる場合の話です。)

信頼できる提携専門家がいることで、引き合いさえ取れれば他の専門家にお仕事を振れます。

紹介料をもらえる士業であれば事前に話を持ちかけておけば売上になります。小さな売上を積み上げる。これ、非常に大事です。

最後に、経営者マインド。日本経済、世界経済の「時代の流れ」を読む力は必須です。

これは行政書士だからということではなく経営者なら必ず持っておきたい能力です。

神様でもない限り未来を当てることなどできません。でも、予想ならできますよね。時流はどこにあるのか。今後どこに向かっていきそうか。それぞれ予想を立てることが大事です。それも自分の頭で。

経営者には、どんな荒波も乗り越えて行く「能力」と「気概」が必要です。

資格業は、資格を取ったら仕事が来ると思っている方が未だにいらっしゃいます。

集客力を身に付けるとともに、経営本などを読み漁って、行動に移し、実際に行政書士事務所を経営して経営力を付けること。

基本的なことですが、時代の流れがどうなろうとも、儲けるところは儲けています。

結論としては、行政書士の将来性は決して明るいものではないです。ですが、やり方によって、行政書士個人の能力によって、これからも十分に稼ぐことは可能だと思います。

行政書士だから食べれない。ということは決してありません。

我々の業界とは比べ物にならないほど競争が激しい業界はいくらでもあります。行政書士の将来性について考察してみましたが、結局は経営者たる自分の力量が試されるということですね^^

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