厳しい事を言うようですが、たしかに廃業率は他士業よりはるかに高いです。
反面、しっかり稼いでいる事務所もあります。行政書士はそもそも専業で開業しているケースが少なく、公務員上がりの行政書士さんなどは、登録だけしていて、事実上、営業を行っていない場合も多いようです。
こういう方々は、年金ももらっているはずですし、行政書士の収入がなくても食べていける人達ですよね^^;
なので、行政書士会費を払うのが億劫になって登録を抹消する人も多いでしょう。その辺りのデータも入っているので、当然、廃業率も高止まりしているのでしょうね。
行政書士業も厳しい情況に変わりはありませんが、要は、絶対に行政書士で食べていくんだという決意と努力(勉強)、実行が大事だと思います。
手前味噌で恐縮ですが、僕もなんとか事業をきりもりできています。
悲観的にならずとも、視野を広げると行政書士より廃業率が高い業種だって山ほどありますよね。
行政書士という枠にとらわれず、ビジネスとして「やるべくきこ」とを愚直に、当たり前のように行えば、十分に食べていける視覚だと思いますよ。
ネット集客、アナログ営業(チラシ・DM・タウンページ・路面店出店など)、人脈(前職の)などです。
営業手法はそれぞれの分野の書籍を10冊から20冊ほど読み、実行すれば少なからず成果は出ます。
そのノウハウを元に、更に費用を掛け、仕組化していくと、徐々に営業も安定していきます。
失敗してしまう業務が何かと言われると特定するのは難しいのですが、乏しい知識で難易度の高い業務を受けてしまうと、要件不確認等で依頼者に迷惑を掛けかねません(特に風俗営業許可申請関連など)。
難易度の高い業務で、自分では対応できそうにない相談が来た場合は、その業務を専門で扱っている先輩行政書士に紹介しましょう。
そうすることで自然と先輩行政書士との人脈もでき、活躍する先輩行政書士の仕事の進め方なども勉強できます。ぺこぺこ頭を下げて、ただ単に「業務を教えてください」と言うよりはよっぽど良いお付き合いができると思います。
未経験業務を全て自分でこなすのも、長期的に見ると、事務所の業務の幅を広げますし、良い事は良いのですが、難易度の高い業務については、依頼者とのトラブルを避けるリスクヘッジも必要になります。
そんなことはありません。
かくいう僕も、コネ・金・人脈ゼロで開業しました。
難しいかと言われれば、地盤やコネがあるに越したことは無いですが、なくても営業さえできれば食べていけます。
自分で仕事を取ってくる能力を高める努力をしましょう。仕事さえ取れれば食べていけます。
通常の許認可は、役所が平日営業なので、副業は難しいでしょう。
有資格者という立場を活かして、行政書士試験の受験生向けのサイトを作ったり、許認可の研究サイト等を立ち上げ、そこから広告収入を得る方法などはいかがでしょうか?
実際に本業で開業するときに、これらの経験が活かせますし、開業資金の足しにもなるし、一石二鳥かと思います。
営業回りのみで仕事を取れている先生方はそれでやっていってると思いますし、営業回りのみでは売上が経たない場合はホームページを立ち上げたり、資格試験の講師を行ったり、いろいろと試行錯誤されています。
行政書士や士業などの専門職に限って言いますが、アナログ営業よりも、WEB集客のほうがずっと合理的です。たとえコストがかかったとしても、です。
なぜか?
専門家だからです。
実務習得に向けた勉強、実際の実務はいつ行うのですか?士業の商品と言ってもいい「知識の研鑽」をいつ行うのですか?
その時間を確保するためにも、WEBで集客することが必要なんです。
WEB集客に掛かるコストなんて、自分が24時間営業するコストに比べたら安いものです。
WEBに投資しないんだったら、自分が毎日チラシまくか・交流会に行くか・営業マンを雇うしかないですから。こんなこと全部やってたら、実務いつやるんですか?と言う話になります。
スタッフを雇えるようになればまた別ですが、一人事務所で開業する新人行政書士にとって、WEB集客は必須です。
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