行政書士開業予定者、開業者向けに、行政書士実務に役立つ、おススメ書籍を紹介しています。実際の実務で使える本のみ厳選しています。当コラムと併せて読んでいただければ効果100倍^^v
地域密着デイサービスのはじめ方 [ 齋藤史洋 ] | 介護事業所の立ち上げ・開業の支援を行いたい行政書士必携の1冊。介護分野において行政書士への依頼が最も多いのが通所介護(デイサービス)開業に関する諸手続きです。そのデイサービス開業実務手続きについて、介護事業支援を得意とする行政書士が開業実務ノウハウを解説しています。 デイサービス開業の際の事業計画書作成の考え方については、日本政策金融公庫から実際に融資が成功した実例の数値をベースに解説しているため、類書にはない実践的な内容です。 また、通所介護の許可取得(指定申請)の際の実務上の注意点に関する解説は、著者が行政書士ならではの内容です。「法律」や「県庁の手引き」に書いてあることは自分で読めばわかりますが、行政書士にとって重要なことは、「法律」にも「県庁の手引き」にも書いていないポイント・注意点をどれだけ経験から知っているのかということ。 その点、この書籍には著者の経験からの失敗例も含めて、「法律」にも「県庁の手引き」にも書いていない実務上の注意点・ノウハウが満載です。 この本に書いてある注意点を依頼者(相談者)に説明すれば、実務経験ゼロの新人行政書士でも、ベテラン行政書士と同様の顧客対応ができてしまいます。 そのほか、介護事業者(お客さん)と付き合っていくための、介護保険制度に関する基礎的な知識の解説や最新の統計や介護保険法改正に関する情報も盛り込んであります。そのため、介護業界の知識は無いが、これから介護分野に取り組みたい行政書士に向けた最初の1冊としては最適です。 公的な資料から引用される部分については、細かく出典が明記されているので、書籍の記載されている内容について「裏を取る」ことも容易です。一般市民向けに書かれた書籍ですが、行政書士の実務には多いに役立つでしょう。 通所介護事業所の立ち上げを1件支援すればトータルで100万円前後の報酬になりますから、開業してまとまった金額の報酬を得たい新人行政書士は、この本を読んで介護分野の業務に参入するのは良い選択ですね。 |
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行政書士業務必携新訂版 百戦錬磨の実務と理論 [ 青山登志朗 ] | 実務経験全くなしで開業したので、この本は本当に助けられました。新人行政書士でかつ実務経験なし開業する場合は必携です。円滑な業務遂行に欠かせません。実務だけでなく、日々の事務所運営でのちょっとした疑問にも答えてくれます。折に触れて読み返して初心に立ち返ってます。僕が購入したのはこの前の版ですが、改訂版が出ていますので、こちらをどうそ^^ | |
行政書士法コンメンタール新9版 [ 兼子仁 ] | 行政書士法を理解せずして日々の業務を行うことはできません。行政書士の業務範囲を法的な観点から正しく理解すれば、新しいビジネスチャンスが行政書士の周りに転がっていることがよく分かります。マーケティング本を読む前に、本書を熟読するべきです。本書をしっかり読めば行政書士が拠って立つ、法的根拠が明らかになります。日々の業務を遂行する上での業際問題に関する不安も解消されます。 | |
新詳解行政書士法 [ 地方自治制度研究会 ] | 行政書士を開業すると体験しますが、「行政書士が適法にできること」に関して、誤解に基づく業際違反の指摘をしてくる他士業と遭遇することがあります。そのような間違った指摘に対して適切に反論し、「行政書士が適法にできること」について堂々業務を遂行するためにも、行政書士業務の根拠となる行政書士法の理解は必須です。逆に、できないこを理解せずに、業際を犯す新人も多数います。 行政書士の法令違反は個人的な問題にとどまらず、行政書士の存在自体について他士業を含む国民からの信頼を失う原因となります。新しい業務の発掘・業務拡大・法令順守のためにも、兼子先生のコンメンタールと合わせて是非読んでください。 開業本・マーケティング本よりも、座右の書となります。私は開業時に旧版を買いましたが、2010年に旧版から10年ぶりに改定されています。過去の行政書士法改正の流れ動向から最新の行政書士法まで網羅しています。 |
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