介護事業で100万円稼ぐ方法【保存版】

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【完全保存版】介護事業で100万円稼ぐ方法

こんにちは。銀座の齋藤です。

私は行政書士として、介護分野の起業支援を手掛けています。

その関係で、この度、通所介護事業所(デイサービス)開業の実務ノウハウをまとめた書籍を出版しました。

「お年寄りが笑顔になる!地域密着デイサービスのはじめ方」(ナツメ社)

この本は、約1年前に出版社からオファーを受けて、介護保険が改正される今年平成27年4月頃の出版目標で企画・執筆を進めていたものです。

おかげさまで、無事に企画通り出版することができました。

この本には、これまでの実務経験を通じて培ってきたノウハウを、紙面が許す限り詰め込みました。

法人設立、介護事業の許可取得(指定申請)、日本政策金融公庫等からの創業融資(資金調達)等のデイサービス開業に必要な知識・実務ノウハウを詰め込んだ本です。

ワンテーマを見開き2~4ページ完結で、イラストや図も多用して一般の方にも分かりやすく読んで頂けるように工夫しました。

文章ばかりの本は読むのが辛いですからね。

また、デイサービスを取り巻く最新の法改正情報も盛り込んでいます。

私は、これまでも介護保険法改正に関する動向はずっと注視していましたが、本書を執筆するにあたり、介護保険制度に関する厚生労働省の公式資料を少なくも5000ページは読み直しました。

何度も読み直しますから、延べ1万ページは資料を読んでいると思います。正直、吐きそうになりました(笑)。

厚生労働省が補助金を出して外部のコンサル会社に委託している、介護分野の研究事業の調査報告書も、過去に遡ってかなり読み直しました。

過去の社会保障審議会の資料も、複数の分科会の資料を全部読み直しました。

pdfで厚生労働省のHPにupされている配布資料だけでなく、会議の議事録も全部読んでいます。

だから、厚生労働省の審議会で各委員がどういう発言をして、議論がされたのかも公表されている内容は全部読んでいます。

どの委員が政府寄りの委員で、どの委員が介護の現場寄り委員なのか等も分かりました。

もう少し具体的に言うと、「平成●年●月●日開催の第●回社会保障審議会(介護給付分科会)で厚生労働省老健局の××振興課長が、*****という発言をしてる」みたいなことも全部分かった上で、私は、今回出版した本を書いています。

議事録を全部読んだおかげで、政府(厚生労働省)の真意もかなり読み取れました。

おそらく、社会保障制度の研究者の先生とかは別として、私以上に厚生労働省の資料を読んでいる実務家行政書士はいないと思います(笑)。

私が書いた本に引用している公式な資料は、紙面の都合上極めて限られた内容ですが、私が膨大な資料を読みこんだ上で、厳選した資料・データです。

実務家の先生方の参考にもなると思います。

今回の執筆を機会に介護保険制度について深く勉強し直したおかげで、我が国の介護保険システムがどのような方向で変わろうとしているのかよくわかりました。

介護保険制度の問題についてマスコミ等で報じられていることが、いかに一面的で恣意的な内容なのかということも、よくわかるようになりました。

個人的には日本の福祉政策にかなり危機感を感じていますが、その話はこのコラムの本題ではないので割愛します。

本の内容についての簡単な解説は、私のブログの方に書いてますので興味のある方はどうぞ。

http://ameblo.jp/llc-support/entry-12016545386.html

行政書士が介護事業所支援に取り組むべき理由

今回のコラムでは、この私の出版を記念して、新人の先生向けに行政書士業務としての「通所介護事業所(デイサービス)の立ち上げ支援業務」についてお話します。

行政書士業務としては、建設業許可取得に代表されるような各種の起業支援業務がありますが、今回は介護分野の起業支援業務のお話です。

行政書士が介護事業者の育成・支援に積極的に関わっていくことは、これからの日本を支えるためには凄く重要なことだと思っています。

ですから、開業して間もない新人の先生とか、これから開業予定の方には、ぜひ取り組んで頂きたい分野です。

しかも、デイサービス(利用者の平均年齢が70~80歳前後の高齢者の介護施設ですよ)の立ち上げを行政書士が手伝ったら、半自動的に行政書士はその介護施設の顧問になりますからね。

遺言や相続、成年後見といった分野に取り組みたい先生であれば、迷わず、介護分野にも取り組むべきです。

ですが、建設業許可とか産廃許可とかに比べると、介護の分野って取り組んでいる行政書士も少なくて、出回っている情報も少ないですよね。

そのため、「介護分野なんて売り上げになるの?」とか、「介護分野の仕事なんてあるの?」とか思っている新人先生もいると思います。

そういう先生方に業務のイメージを持ってもらうために、まず簡単に売上についてお話をしましょうか。

介護事業所支援は単価が高い。

私が受任する場合ですが、通所介護事業所(デイサービス)の立ち上げを1件総合的にサポートすれば、概ね100万円前後の売上になっています。

つまり、「デイサービスを開業したい!」というお客さんを一人ゲットしたら、その顧客からの売上は100万円位は見込めるわけです。

ちなみに、「通所介護事業所(デイサービス)」が一体何なのかすら分かっていない知識レベルの方は、私が書いた本を読んで基礎から勉強してください(笑)。

大変嬉しいことに、私の書いた本は公立の図書館にも早速置いて頂いているようです。 現在判明している分だけでも、関東地域の一部の市立図書館には置いて頂いていますね。

介護分野の業務に興味があるけど、「本を買うお金は無い!」って新人さんは、最寄の図書館で私の本の入荷を依頼してみてください。

お年寄りが笑顔になる!地域密着デイサービスのはじめ方 」(齋藤史洋著・ナツメ社)

これ、買うと1800円+税ですが、図書館で借りれば無料ですから。

介護分野の起業支援業務の中身

「そもそも行政書士が何をやるのか?」ということを新人行政書士の先生は分かっていないと思うので、簡単に説明します。

例えば、通所介護事業所(デイサービス)を開業したいというお客さんに対して行政書士が何をやるのかと言えば、

  • 開業全般についてのコンサルティング
  • 法人設立
  • 介護事業指定(許可)
  • 契約書作成
  • 創業融資申請

代表的な業務はこのあたりです。

この説明で分かって欲しいことは、行政書士にとってのキャッシュポイントが多いってことです。

顧客一人当たりのキャッシュポイントが多ければ、顧客一人当たりの単価も当然高くなります。

だから、お客さん一人をつかまえたら、そのお客さんから100万円以上の売上が上がることだって現実的に十分あり得ることです。

例えば、

  • 開業全般についてのコンサルティング(1回3万円で、1~3回)
  • 法人設立(15万円)
  • 介護事業指定(許可)(18万円)
  • 契約書作成(25万円)
  • 創業融資申請(50万円:融資実行額1000万で成功報酬5%)

これは、私が業務を受任するときの売上の見込み(概算)です。

参考までに補足すると、私は無料相談(無料コンサル)って基本的にやっていません。

業務分野・相談内容にもよりますけど、2時間の面談で1回あたり1万円~15万円位のフィーを頂くことにしています。

介護の分野だと基本的に1回(2時間まで)3万円ですね。公益法人分野だと1回(2時間まで)15万円頂くケースもあります。

話を戻して、デイサービス開業支援の実際の売上の例を出すと、私がデイサービス開業をお手伝いしたあるお客さん(A社とします)からの昨年度の売上を計算すると、合計97万円(税別)でした。

このA社とは一昨年後半からの付き合い始めたので、一昨年年度の分も含めると合計で130万円位の売上になっています。

顧客単価は普通に100万円以上になっています。今後もさらに派生業務の受任もありますので楽しみです。

これが介護分野業務の現状ですので、新人の方は参考にしてください。

当然のことですが、業務の安売りをしてたら、いくらキャッシュポイントを積み重ねても無意味です。

業務の安売りをして、その結果、自分の首を自分で絞めるという新人行政書士が毎年量産されていますが、今年開業する方は、そういう愚かな振る舞いは避けてください。

上記の業務だって、業務単価を全部3万円で受けてたら合計で20万にもならないですからね(笑)。

ただし、実務経験も専門家としてのブランディングも欠けた新人が、相談者から足元を見られずに、どうやって専門家としての信頼を獲得して、適正な報酬を請求するのか。

そこは自分で頭を使って考える必要があります。

サービスの見せ方、実際に面談した際の顧客対応、整備された書式の提示、クロージングにつなげる話術など、報酬をしっかり頂くためにはクリアすべき課題がたくさんあります。

その一つの解決策としては、業務を受任する際に下記の書式集を利用してください。

フルセットで既にお持ちの方も多いと思いますが、介護分野も追加してますので活用してください。

http://www.kit-manual.com/unei/

このような書式集を活用して、しっかりとした報酬で業務を受任し、実務経験を積むことが重要です。

介護分野の集客はどうすればいいのか?

これはHPに決まってますよね。アナログで仕事取れる人は、アナログでもいいと思いますけど。

私のHPはこれです。

http://www.ginza-kaigo.com/

HPからの集客がうまくいかない人は、HPのクオリティーが低いのだと思います。あるいは、自分の頭を使って考える能力が無いのか。その一方又は双方ですね。

自分で頭を使わずに、他人のHPから表現やコンテンツをパクルようなことしかできない盗人行政書士には集客は難しいでしょう。

ちなみに今回の出版は、このHPを見た編集者さんからのオファーがきっかけでした。なぜ私に執筆のオファーをしたのか編集者さんに質問したことがあるのですが、

編集者さん曰く、

「執筆を依頼する専門家を探していたけど、HPがみすぼらしくて、怪しげで、信頼性が感じられない専門家ばっかりだった」

「その中で、齋藤先生のHPは高い信頼性が感じられた」

ってことらしいです。

もう少し補足すると、この編集者さんは、行政書士に限定して著者を探していたわけではありません。民間のコンサルタントや介護事業所の経営者、他の士業等も含めて、幅広い候補の中から著者候補を探していました。

そういう多様な選択肢のなかで、私が選ばれたわけです。

私の感覚では、出版社から書籍執筆のオファーが来る位のクオリティーの高いHPを持っていれば、集客は特に難しくありません。

WEBの仕組み作りについては、以前に詳しく書きましたので下記を参照してください。

専門特化して選ばれる行政書士になる方法(その3)

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