先日のメルマガ( http://www.gyousei-blog.com/report )でお伝えしましたが、既存顧客の大部分を売却し、これまで毎月固定で上がっていた売上はほぼ消え去りました。
第二創業とでも言うべきか、これから開業する皆さんと同じような気持ちでゼロから売上を構築していくことになります。既存顧客や既存売上もあるわけですから、厳密には数字としてはゼロからではないのですが、気持ちはゼロからです。
売上の多くも消えましたが、ダウンサイジングも進みまして、月の固定費も私の報酬を除けば90万円弱程度まで大幅に下がりました。
現在はフルタイムの補助者2名、パートタイムの補助者1名です。
所帯の大きな事務所の場合、悩みの種は大きな固定費です。
毎月最低800万円は稼がないといけないプレッシャーはなかなかのもので、今月乗り切っても、月末の支払いが過ぎ、月が変わればまた同じ悩みとプレッシャーの中で気の休まる暇はありません。
もちろんそれ以上の大きな売上と利益がもたらされているうちはウハウハですし何の問題もないのですが、売上が大きくなれば労務も増えるし、トラブルも出てきます。
そんな数字以外の目に見えないデメリットも算入すれば、大きくなることは単純に良いことばかりではないんですね。特に仕事メインのワーカホリックな生き方を希望していない場合は尚更です。
事務所規模は大きく縮小してしまいましたが、今の私の気持ちとしては非常に晴れやかです。適度な忙しさの中で、月々の固定費に悩むこともなくのんびり経営をこれからは心がけていく所存です。月たった90万円稼げば良いという余裕感というか、安心感というか。
とは言え、数字をそれなりに作っていかなければならないのも事実。
90万円の売上というのは、単価15万円の仕事を6件。
建設業新規許可を6件こなせばクリアということになります。
しかしそれはあくまでも机上の空論。私の商圏である熊本県内で毎月6件の新規許可を取り続けるのは建設業の総許可申請の分母の数から言っても至難の業でしょう。
したがって現実的には、建設業許可だけではなく、複数の業務で並列的に売上を構築していきます。
こんな感じで月90万円の売上を作っていくことになるでしょう。90万円を超えることもあれば、下振れすることもあるかもしれません。
こざこざの変更届や法人設立関係、古物商許可なんかも入ってくるでしょうが、2.5人(フルタイム2名、パート1名)いれば余裕でこなせる業務量であることは間違いありません。
さて、結局開始初月の収支はどうだったのか?を今回はシェアしたいと思います。
建設業許可・経営事項審査等
( https://www.kumamoto-kensetsu.com/ )
( https://www.kumamoto-keisin.com/ )
→313,600円
産廃許可( https://www.kumamoto-sanpai.com/ )
→114,600円
車庫証明・自動車登録( https://www.car-kumamoto.com/ )
→54,380円
特車許可( https://tokusya.withness.or.jp/ )
→665,820円
合計:1,148,400円
計算通りはいかず、業務毎に上振れ、下振れありましたが、目標額の90万円からは25万円くらい余計に売り上がりました。
私の給与は25万円?
いえいえ、実はウチの事務所は別口の売上(不労所得)がありまして、5月は1,646,957円の売上がありました。
こちらは内訳までは記載しませんが、書式販売や行政書士事務所が運営するサイトからの広告収入(企業からの依頼でサイト内に広告を貼っている)、ウチの事務所の商圏・取扱業務以外の業務依頼があった際にお仕事を振って、振り先から頂く紹介料が主なものです。
参考:https://www.kensetsu-kinki.com/free
大体毎月150万円くらいで、私の時間や労力を奪わないほぼ不労所得であり、純利です。
私は毎月の固定費は実務で賄って、このほぼ不労所得が個人の懐に丸々入ってくればそれで良いのですね。
事務所のダウンサイジングを断行しましたが、個人的には可処分所得と可処分時間でいえば、むしろ現在が最大化出来ていると自負しております。
売却益もストックとして残っているので、当分はのんびり経営をしながら、実務は月額90万円、不労所得は引き続き月額150万円をターゲットラインに、再び徐々に規模拡大をしていくつもりです。
行政書士さんは実務(依頼)を取るための集客に関しては10年前に比べて非常に上手くなってきたと感じています。サイトの作りもしっかりしているし、投資感覚を持って広告出稿にも積極的になってきています。
しかしながら、せっかくアクセスを集めたサイトを、せっかく獲得した引き合いをうまく活用しきれているかといえばその部分はまだまだなのかなと。
行政書士は実務だけに生き、実務だけで喰うべしという宗教の信者には無理強いはしませんが、老後のことや今後の業界動向を考えれば、実務以外の収入源を確立しておくことは急務だと思います。
今後は実務のみならず、サイトの活用によって如何に可処分所得や可処分時間を増やしながら、楽しく行政書士事務所を運営していけるかについても書いていきたいと思います。
とりあえず5月のトータル売上は2,795,357円でした。このくらいの金額だと公開するのに躊躇はないですね(笑)
固定費90万円ということを考えれば、上々の結果と言えそうです。
24歳で開業。現在11年目に突入。開業3ヶ月目で売上100万円突破。2年目に事務所を法人化。月商700万円超。売上倍増の軌跡と、「金ナシ、コネナシ、実務経験ナシ」の弱者でも成功できる行政書士開業ノウハウを、余すことなく無料で公開中。メールマガジン購読者限定の特典もあります。→ご登録はこちら
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