さて、広告に関しての重要性は、当コラムでも何度も書いております。
今回、広告の中でも得意のインターネット広告、更にその中のキーワードに関する考察を述べてみたいと思います。
と言っても、裏技的なノウハウではなく、
「お客様の根本的なニーズとは?」
に思いを至らせ、キーワードを選定するということです。
例えば、会社設立業務。
会社を設立する方の本当のニーズって何でしょうか?
・節税?
・社長になりたいから?
・今の会社が嫌だから?
・取引先に法人化しろって言われて渋々?
・信用力アップ?
・社会保険?
・人材確保?
・カッコイイ?
ダイレクトにつながるキーワード(例えば「会社設立」とか)で出稿すれば、それだけ「今すぐ客」を捕まえる可能性は高いです。
でも、それだけの広告費、出稿できますか?
会社設立で上位に広告を出そうと思ったら、1クリック当たり325円~914円かかります(合同会社設立でもこのくらいは掛かります)。
月間の費用でも、1日の費用でもなく、たった1クリックで、ですよ。
他の人気業務でも同じことです。離婚や相続でもそれくらいの値はついています。たかが、1クリックに。
それを吐き出せる資金力があれば、話は早いです。出稿すれば良いと思います。
しかし、そうでない場合がほとんどだと思うのです。僕だってそうです。
で、思考が停止していると、そこで「会社設立」ではもう稼げないという短絡的な結論に達するわけですが、そのように考えている以上、他のどの業務でも稼げないです。
また、ネットでも、アナログでも稼げないと思います。
僕は会社設立の「か」もはいっていない、一見、全く関係ないキーワードで入札して、会社設立サイトに1日限界一杯の200アクセスを流し込んでいます。
競合がいないので、1クリック9円です。
200アクセス程度買っても、1,800円。1日1,800円なら安いものですよね。
会社設立のキーワードで、僕が出している広告と同じ位置に出稿しようと思ったら、2クリックで1,800円消化してしまいます。
たった2クリックで成約につなげれるほど、あなたのサイト成約率は高いですか?(ちなみに、申込率1%あれば、相当優秀なWEBサイトと言われています。)
僕が出稿しているキーワードは、一見会社設立と何の関係もないようでいて、会社設立を考えているお客様の根本的なニーズにかなり関係しているキーワードです。
ちょっとここでそれを公開すると、皆真似してしまうと思うので、さすがにそこまでは言えないのですが、要はそのような視点で考えてみてはどうかということです。
地域ターゲティングと絡めると、更に有効で広告費を無駄にせずに済みます。
確かに競合は多くなりました。
それでも、ウチの事務所では、設立が月に10件を割ることはないです。(先月は結局14件でした。)
今月は、5日の時点で4件のご依頼を頂いております。
考えてみたら、競争がユルユルだった2,3年前もそれくらいだったと思います。
だから、特に競争が厳しくなって件数が減った印象はないです。
まあ今よりノウハウもリストもなかったと言うのもあると思いますが、「競合は増えた」は言い訳にならないということです。
トライアンドエラーを繰り返し、失敗しても何が悪かったのかをきちんと検証し、次に活かそうとする姿勢。
ほんの少しの「差」の積み重ねが、将来的には他事務所との大きな差別化にもなりますからね。
広告一つとってみても、他と少しの「差」を付けれないかな?と考えると、見えてくるものがあると思いますよ^^
24歳で開業。現在11年目に突入。開業3ヶ月目で売上100万円突破。2年目に事務所を法人化。月商700万円超。売上倍増の軌跡と、「金ナシ、コネナシ、実務経験ナシ」の弱者でも成功できる行政書士開業ノウハウを、余すことなく無料で公開中。メールマガジン購読者限定の特典もあります。→ご登録はこちら
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