さて、インターネット営業ばかりでも面白くないので、アナログでの営業方法に関してたまには書いてみたいと思います。
アナログ営業の方法としては、
大体上記のような方法が考えられると思います。
うちの事務所では、主に雑誌への広告掲載(月額10~20万くらい)、そして紹介が多くを占めています。
DMは一切出していませんし、ポスティングも全くやっていません。
理由は手間とお金がかかるということ。
そして、他の同業者からクレームが来るということからです。
例えばチラシやDMを配った先に行政書士の先生や社労士の先生、司法書士の先生が入っていたりすると、警告を受ける事があります。
訪問営業も同様の事情が絡んできますので、結局お金を払って、雑誌や新聞に広告を出すしか方法がなかったりします。
商売の原則としては自由競争なわけですが、同じ単位会の先生や隣接業者に睨まれたくはないので、おとなしく有料広告を出しておいた方が得策ですし、実際そちらの方が儲かると思います。精神衛生上も良い。
あとは知り合いの行政書士(女性)「以下、A先生」が良くやっていますが、地元の大きな行政書士事務所からの「下請け」ですね(これも紹介の一部と考えて良いでしょう)。
ネット上には出てこない大きい行政書士事務所は結構あるものでして、そういう事務所では常に仕事がオーバーフロー状態です(税金対策とかでバンバン断ってるらしいです)。
そこの先生と仲良くなっておくと、色々な仕事が回してもらえます。
A先生は、自分でもインターネット経由で結構仕事を取って来るのですが、それら下請けの仕事だけでもそこそこの売上を毎月あげています(それもこれも、仕事を振ってくださる先生が良い割合で外注して下さるお陰ですが)。
僕はほとんど行政書士会の会合には出ませんので、知り合い自体少ないのですがA先生のように会合やセミナーには積極的に参加して、同業者(大きい事務所)の下請けをやらせてもらうと言うのもひとつの賢い方法だなと思います。
現在ネット上で活躍している行政書士先生も意外に最初はこの道を通ってきたと言う方が少なくありません。
あまりガツガツしては駄目でしょうが、マメに書士会の会合などで名刺交換や他の先生とのコミュニケーションを取っておくと、仕事に繋がる可能性もあるのかもしれません(人柄にもよるでしょうね。僕は絶対できません・・・・)。
A先生は、「私が引退したら業務と客を引き継いで欲しい」とまで言われているそうです。しかも、2件・・・・
ただ、僕の場合は開業から今の今まで一貫して、
「自ら仕事を紹介する」ことによって、今では逆に安定的な紹介案件が増えたと思っています。
紹介はありがたいですが、誰かに仕事を紹介してもらいたいと言う願望は一切ありません。
これからも自分の力で取って行く覚悟です。
以前のコラムにも書きましたが、紹介はとても効率の良いものです。ただ、今回出てきたA先生は、「特別」だと言うことは、お忘れなく。
異業種交流会や名刺交換会などに行ってもダメですからね。。
A先生の話は、あくまでも同業団体での話です。書士会ってはたからみたら閉鎖的に見えるかもしれませんが、若手や新人には寛大な先生たちも多いですよ。
紹介だけで食べていけるのは稀なケースです。
何度も口をすっぱくして述べていますが、「自分で仕事が取れる」&「紹介」がベストです。営業方法をどれか一つだけに頼るのでは不安定です。
24歳で開業。現在11年目に突入。開業3ヶ月目で売上100万円突破。2年目に事務所を法人化。月商700万円超。売上倍増の軌跡と、「金ナシ、コネナシ、実務経験ナシ」の弱者でも成功できる行政書士開業ノウハウを、余すことなく無料で公開中。メールマガジン購読者限定の特典もあります。→ご登録はこちら
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