開業前の方の心配事のひとつですね。^^;
実際に僕も結構そういう悩み相談をされます。
でも普通に考えて、開業前から人脈を構築することって可能ですかね?
開業もしていない、又は開業直後で何の実績も、付き合うメリットもないド新人が、仕事上で役立つ人脈なんて、なかなか構築できないと思います。
じゃあ、新人は人脈もなくて成功できないのかと言うと、決してそんなことはありませんよね。
どんな世界でも、独立開業した人はあまり人脈がないところからスタートしているわけで、「人脈がないから」なんていうのは開業をためらう理由にはなりません。
営業活動もろくにせずに、異業種交流会やセミナーにばかり参加してせっせと名刺交換に励んでいる方も多いようですが、はっきり言って無意味だと思います。
僕も色々な方と名刺交換をしますが、数が膨大で、よほどビジネス上のインパクトがある方や、実績・話が興味深い人しか印象には残りません。
後から名刺を見返したって、どういう人だったかさっぱり思い出せませんし、そんな人に仕事を依頼することなどまずありません。
僕自身が忘れっぽいとか、薄情だとか言う面もあるのかもしれませんが、大抵のビジネスマンにとっては、そんな感じだと思います。
逆に、仕事で成果を出せばそれが実績になり、相手へのアピールポイントになり、話題にもなって相手に深い印象を植え付けられることでしょう。
そうすると、相手方が覚えてくれて人を紹介してくれたり、お仕事を依頼してくれたりする機会も増えるというものです。
まずは、相手に覚えてもらってナンボ。
そして覚えてもらうにはそれなりのノウハウや実績、話題が必要だということです。
ですので、
人脈構築→仕事受注
ではなくて、
仕事受注→人脈構築→更に仕事受注
のサイクルを作らねばなりませんし、そのための第一歩はやはり自分自身で踏み出さねばなりません。
人脈もなく、誰からの助けもなく、たったひとり。
信じられるのは自分自身のみ。
最初から他力本願な人間が相手方から信頼されるはずもありませんので、仕事を得ようと人脈構築(セミナーや異業種交流会参加)に勤しんでいる方は、順番を今一度見直す必要があるのではないかなと思います。
ノウハウ本やセミナーなんかで、「人脈が大切」と言う言葉をよく読んだり聞いたりします。
確かに、人脈はあるに越したことはありませんが、ないものねだりしてもしょうがないわけですし、人脈作りの順序や正しい意味を理解して行動しないと、無駄に時間と名刺の数だけ増えるだけではないかと思います。
出会いは貴重ですし、人間関係の構築も大切です。
でもそれは仕事受注の為ではないはずです。
仕事受注の為に人脈を・・・・なんて考えている人は嫌われますよ(笑)。
異業種交流会とかで、営業している人とか見ると、どう感じるか、逆の立場で冷静に考えてみてください。
そう考えている方は、ちょっと危険信号かもしれません・・・・
そもそも、自分の腕一本で成り上がってやろうと独立開業しておきながら、「人脈に頼ろう」なんてカッコ悪すぎて僕には言えません(笑)。
また、「人脈が大事」なんて言っている人に限って人間関係をそこまで大切にしていなかったりしますので、注意しましょう。
ガツガツ仕事取っていけば、人脈なんて後からいくらでもついてきますので、開業前の方は心配する必要などないと思います。
人脈など、最初は必要ありません。
(人脈についてはこちらのコラムもご参考までに^^→コラム第4回:交流会等には参加すべき?人脈について)
24歳で開業。現在11年目に突入。開業3ヶ月目で売上100万円突破。2年目に事務所を法人化。月商700万円超。売上倍増の軌跡と、「金ナシ、コネナシ、実務経験ナシ」の弱者でも成功できる行政書士開業ノウハウを、余すことなく無料で公開中。メールマガジン購読者限定の特典もあります。→ご登録はこちら
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