お客様に選択権を与える。:コラム第81回。

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コラム第81回:お客様に選択権を与える。

お客様には色々な方がいらっしゃいまして。

とにかく安さ一番。

安ければどこでも良い!

と言うようなバーゲンハンターのお客様もいれば、

とにかく全部頼みたい。

お金は払う。

馬鹿高くなければ、ある程度はかかっても仕方ない。

と言うような優良顧客もいます。

両者は混在していまして、そのどちらがサイトにアクセスして来ているのかはアクセス解析だけでは判断のしようがありません。

では、どうするか?

一つの方法としては、どちらか一方に完全に絞る。

例えば、

「ウチの事務所ではバーゲンハンターは相手にしません。」

「どうぞ遠慮なく他の激安事務所に依頼して下さい。さようなら。」

と、殿様商売的な路線で行くか、或いは

「まいどまいど、大安売りの事務所です。ウチは他みたいにぼったくりません。これ以上ない激安でっせ!」

と、バーゲンハンター狙いに行くのか。

どちらが正解とも言えませんが、既に顧客や仕事が多く、ブランドの確立できている方であれば前者が良いでしょうし、開業直後の新人さんは後者の方が受任しやすいと思います(ただ、僕は過度な安売りはお勧めしません)。

ちなみにウチの事務所の場合は、タイトル通り両方選べるように「お客様に選択権を与える」ことを意識しています。

つまり、時間重視、料金は気にしないと言う優良顧客層には会社設立手続一式を8.4万円で販売し、安さ重視の方には会社設立キットを12,600円。

更に定款認証のみ21,000円でやっています。

これで結果として自分でやるより安く済みます。

キット販売は売り切りですので手間はかかりませんし、定款認証も認証へ行くだけですので大した手間はかかりません(場合によっては、この作業も外注)。

サポートは一応つけていますが、キットを見れば、日本語の分かる人ならほぼ100%理解できます。

ですので、質問が来ることもほとんどありませんし、手間要らずなのでこちらも格安で販売できるのです。

お客様だって、希望通り格安で会社設立できて満足でしょう。

会社設立キットに関して言えば、毎日1,2本の販売ペースですので、あまり儲かりはしませんが、ちょっとした収入源くらいにはなります。

それに、こちらはお金をもらいながら「購入者リスト」を蓄積できるわけで、これ以上最高なことはありません。

高いお金を払ってくれる人。

安くても、手間要らずの商材を購入してくれる人。

どちらも逃がすには惜しいですし、選択権を与えることが、結局はお客様の為にもなります。

サイト運営をされている方は、お客様へ選択権を与えると言うことも一度考えてみてください。

最初に選ぶのはこちらではありません。

まず選ぶのは「お客様」です。

相手の立場に立ってサービス提供を考えることも大切です。

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