困ったお客との付き合い方、捌き方(その2.自分と相性が合わないタイプ):コラム第56回。

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コラム第56回:困ったお客との付き合い方、捌き方(その2.自分と相性が合わないタイプ)

前回コラムのその1.値引きを要求してくるタイプからの続きです。

2.自分と相性が合わないタイプ

面談をしていると「なんかこの人は嫌だな」と感じるタイプの人っていますよね。

そのタイプは人によって違うと思いますけど、私の場合で言えば、例えば、「態度がやたら横柄な人」。

「自分が依頼者なんだから、全て自分の言うことをきくべきだ」

このような態度で、相談にいらっしゃる方もいました。

個人的には、こういう人から業務は受けたくありません。

無茶な要求をしてくる可能性も高いし、相性が合わない依頼者に振りまわされて、他の優良な依頼者の業務にまで影響を及ぼしかねないからです。

ただし、行政書士は正当な事由が無い限り業務を断れません。

だから、自分から断るのではなく、見積りの金額をかなり高めにすることにしました。

自分と相性が合ないタイプから依頼を受けるとすると、それだけ時間・手間がかかります。

精神的・心理的負担も馬鹿にできません。

他の業務を投げ捨てて、その業務を遂行しなければならない危険性もあります。

場合によっては、他の業務に影響を及ぼして、損害賠償などを支払うことになるかもしれません。

そのようなリスクに見合った金額を見積りに出すことにしました。

具体的にいうと、「自分が決めた標準報酬の5倍」or「100万円」

このどちらか高い方の金額からの見積りを出すことにしました。

自分としては相性が合わないタイプだと思っていても、相手からすると「ぜひお願いしたい!」と思っている可能性も一応はあると思ったからです。

例えば「お受けするのであれば、着金300万円からの個別のお見積りになります」

このように伝えて、それでも私に依頼したいと言ってくれるなら、依頼を受けてみようと思いました。

ただし、幸か不幸かこのような見積りにして、結果的に依頼になったことはありません。笑

だから自分と相性と合わない依頼者の仕事を受けたくない場合は、高い見積りを出すのが一番だと思います。

ちなみに、こういう相性が合わないタイプの相談者は、無料相談をやっていた頃に多かったです。

無料相談をやっていると、「お前、お客が欲しくて仕方ないんだろ?」と自分の弱みを見透かされます。

それが依頼者の横柄な態度につながる場合は少なくないでしょう。

値引きも要求されやすくなります。

有料相談にすると、既にこちらを専門家として信頼している人しか相談にきません。

それなりに専門家に敬意を払う常識人が相談に訪れます。

有料相談のメリットについては以下のコラムを参照してください。

<参考>

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